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武蔵野そば

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武蔵野そば
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昼そば、昼酒、昼うどん、昼とんかつに昼カレー、お寿司にラーメン、イタリアン、鰻も中華もフレンチも、昼メシ全部レポします。
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里山に憩う 杜々@八王子市高尾町(2014.10.1訪問)

2014/10/02 17:33
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かなり前からマークしていたお店です。
正式名称“蕎麦と雑穀料理 杜々(とと)”。
高尾のおそば屋さんですが、山王院の門前ではなく、山裾の鄙びた集落に店舗を構えています。

作日は、先週来不調だった左目を診てもらいに朝一で眼科に行き、検査を受けたのですが、案ずるには及ばないないとのお言葉をもらったので、プチ祝杯。
連れは無し。
誰も相手にしてくれない時も有ります。
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高尾駅からバスで2停留所。
そこから徒歩5分。
健康志向の人は駅から歩くでしょうね。
でも、昨日は霧雨でしたから。
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店舗は古民家、と言いたいところですが、普通の民家。
自宅を開放しているタイプではなく、店舗専用のようです。
ロケーション的には静かで良いところです。

11時開店。
11時半着で、先客2人。
熟年のご婦人2人連れ。
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客室は板張りの20畳ぐらいの部屋。
ごく普通の日本家屋ですが、暖炉が据えてありました。
もうちょっとすると使うんでしょうね。
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板の間の他に、庭にもテーブル席が設えてあります。
庭を眺めながら1杯やりましょう。
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一念不動という愛知のお酒をもらいました。
ひやおろし特別純米。
これが実に良い酒でした。
香りがます素晴らしい。
たった1合なのに、まるで酒蔵に入ったような気持にさせられる芳香の横溢。
味の方も自分の好みに、まるでオーダーメイドしたかのように、ぴったりフィット。
やや甘ですが、甘過ぎず、喉越し滑らか。
リストの中で一番安いのになあ。
分相応ということですかね。
また呑みたい。
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お通しは茄子の梅肉和え。
地味です。
あてとしては味がちょっと弱いかも。
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なので、お酒のお供盛合せというのを注文。
茄子のもろみ漬け、くるま麩とごぼうのくずとじ煮、塩らっきょうの三点盛です。
茄子好きなの?
こっちはかなり味が濃くて、甘めの日本酒によく合いました。
くるま麩もよく味が浸みてます。
らっきょうも酸っぱくなくて良いです。
シャキッとした歯応えもなかなか。

お酒は大事に大事に呑みました。
2合目はいかないつもりで。
その代わり、料理を追加。
あおさとエリンギのかき揚げと、ちょっと珍しい揚げおにぎり。
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かき揚げは形が面白い。
たねの周りを衣が取り巻くように揚げてあります。
珊瑚礁に囲まれた小島のよう?
それとも鳥の巣かな?
食味の方はちょっと油っこいという印象。
温度が低いのか、油そのものの質なのか。
たねの選択も、見栄えも良いと思うので、惜しいですね。
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かき揚げを食べてみて、揚げおにぎりを頼んだことを後悔しました。
ほぼ半額で雑穀ご飯のおにぎりというのも有ったんで、そっちにすれば良かったかなと。
蕎麦と雑穀のお店だし。
揚げおにぎり単独の評価としては、薄い醤油味でけっこうイケました。
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そばは、高尾ですからね、とろろでしょう。
冷たいつけとろろの方をお願いしました。
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この選択は正解。
とろろ、適度な粘りが有って、美味しかったです。
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そばは新そばじゃないのかな。
香も味もらしさが感じられませんでした。
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そして辛汁。
とろろにかけずに単独で味見してみましたが、鰹の風味はけっこう有るものの、舌に心地良いまろみにはやや乏しいかも。
蕎麦湯割りも、残念ながら、感心できませんでした。
蕎麦湯は茹で湯?
今時珍しい。

と言うわけで、もしせいろ(“おせいろ”)を頼んでいたら、やや物足りなさを感じたはず。
とろろで正解と思ったのはそういう訳です。
高尾はやっぱりとろろなんですねえ。

選択を誤ったり、正解したり。
美味しいお酒、酒の供、そしてとろろ。
ちょっとのお通しと揚げ物系。
3勝2敗といったところでしょうか。
一応勝ち越しで、めでたしめでたし。
ご馳走様でした。

席を立つ頃には満席。
廊下の椅子で待っている人も。
盛っているようです。
帰りに厨房の暖簾から首を突っ込んで、ご主人直接「ご馳走様」を言いました。
ご主人、長身、長髪、痩躯のなかなかのイケメン青年でした。
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フレンチカレー スプーン@杉並区松庵(2014.9.27訪問)

2014/09/28 16:40
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フレンチカレー。
またフレンチです。
最近多いですね、フレンチの記事。

“フレンチ”と“カレー”のどっちにウェイトがかかってるんでしょうか。
文法的にはフレンチはカレーの修飾語ですから、カレーが主役かと思われますが、どうもシェフの気持ち的にはフレンチのようです。
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店内の掲示には、フレンチをより多くの人に食べてもらうために、日本人にとって身近なカレーと融合させたというようなことが縷々書いてあります。
フレンチが目的、カレーは手段。
こちらのお店はカレー屋さんというより、ビストロと思った方が良いみたいです。

訪問するきっかけは薦める人がいたから。
隣駅の荻窪の房有名カレー店の話をしたら、クリスの盟友のMちゃんが、西荻のスプーンも行ってみてくださいというので、その言に従ったという、まあそんな次第です。

そういうことはおくびにも出さず、いつもの連れを誘って行ってきました。

西荻窪の駅から南に3分ぐらい。
駅前には、敬愛する東海林さだお氏が通い詰め、連作エッセーに書いた富士そば西荻窪店が有ります。
一度入ってみたいとは思いますが、なかなかチャンスは訪れませんねえ。
短いアーケードを潜って、南端に出ると、西側に十割蕎麦で有名な鞍馬が有ります。
暖簾分けの新座は大好きですが、こちらは自分はあまり...
チラ見すると、開店5分前で3人の待ち人。
それなりの人気店ですね。
目指すビストロは鞍馬とほんの目と鼻の先。
アーケードの出口に立つと両方が視界に入ります。
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目的のビストロの方は待ち人1人。
自分等を含めて、開店時には3人でした。
余談ですが、帰りに、駅と鞍馬との中間点に位置しているラーメン店“はつね”の前を通ったら、10人を軽く超える行列ができているのが見えました。
すごい。
西荻には人気店が多いようです。

定刻に開店。
席はL字型のカウンター席のみ。
厨房の様子が見渡せるように、Lの字の下右端に座りました。

まずドリンク。
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自分はグラス生ビール。
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連れはひとくちワイン。
ワインは白赤各8種類。
白が良いと言うと、女性の店員さんが国産のデラウエアと甲州を薦めてくれました。
連れは甲州を選択。
けっこう辛口です。

オードブルを4品。
じゃがいもと卵のくんせいサラダ。
白レバーのムース。
自家製ベーコンのスモーク。
フォアグラのフラン。
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サラダは燻玉がキモ。
バルサミコソースの柔らかな酸味が良い。
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白レバーのムースは珍味じゃないですかね。
味はレバーですが、ムース仕立てなので、滑らかで上品。
画像はトッピングしか写ってないですね。
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ベーコンは中では一番酒肴的な力が有ります。
酒肴はやっぱり塩っ気が無いと。
厚切りのベーコンは美味しいですね。
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ビールを飲み終えて、赤ワインに切り替えましたが、よく合いました。
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フォアグラはかなり甘めの味付け。
クルトンに乗っけて食べます。
バルサミコソースとオレンジジャムが付いて、味わい分けるようになってます。
フラン自体が甘いので、バルサミコソースの方が合っているように思いました。

この時点で、連れは「もうお腹いっぱい」。
これはウソです。
最近太ってきているので、気にしているだけです。
でも、じゃがいもサラダがちょっと効いたかな。
クルトンも侮れないし。

カレーは自分が定番のフレンチカレー、連れは月替わりの“彩り野菜と魚介のスープカレー”にしました。
フレンチカレーはトッピングができるので、“トロトロ牛肉増量”にしてもらいました。
他方、自称お腹に余裕の無い連れのスープカレーは3分の2サイズにしてもらいました。
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フレンチの方のご飯は13縠米。
あまりフレンチっぽくないような気がしなくもないですね。
希望すれば、白いご飯に替えてくれるようです。
小麦粉を使っていないので、サラサラ。
でも、スパイスが多量に入っているので、ザラザラでもあります。
味は甘くて、スパイシー。
辛味に弱い自分は汗がどっと出ました。
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牛はなるほどトロトロです。
ビーフシチュー風。
これは美味しい。
増量お薦めです。

スープカレーの方はなかなかの力作。
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まずスープだけが供されます。
出てきた時は熱々で、沸き立っています。
濃厚な魚介ポタージュです。
海老の出汁が特に強い。
カレーは入っていません。
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カレーは彩り野菜をトッピングしたご飯の方にかけられています。
ご飯は鯛ピラフ。
確かにこっちはカレーライスです。
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これをスープに入れると、スープカレーになるという寸法です。
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さらに自家製スパイスオイルをたらすとまた違った味わいになるとか。
違いとやらは、残念ながら、それほど感じられず。
たらし方が少なかったか?

フレンチカレーもスープカレーもそれぞれにユニークで美味しいカレーでした。
スープカレーの方は塩がやや強め。
フレンチは逆に弱めで、中間ぐらいの調整だとさらに良かったかなあと私的基準では思いました。

デザートも美味しそうなのがいろいろと有りましたが、連れがギブアップしたのでここで終了。

ワイン、前菜、メインにカレー。
デザートまで付ければ首尾整ったコースになりますね。
カウンターのみですから、レストラン的な利用は無理ですけど、カップルで行くには居酒屋よりずっと良いと思います。
ご馳走様でした。
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東京の吉田のうどん 風の蔵@調布市小島町(2014.9.24訪問)

2014/09/25 22:43
昨日は自分にとってはあまり良い日ではありませんでした。
朝慌てて家を出て、スマホを忘れたのが躓きの元。
連鎖反応的にいろいろと面白くないことが起きました。

故有って調布まで行き、お目当てのお店でのランチを楽しみにしていたのですが、叶わず。
スマホが無いと、そういう場合に立て直しができません。
仕方なく、通りがかった本屋に入って、調布グルメのムックをブラウジング。
近くに吉田のうどんを出すお店が有るのを発見、息を吹き返して駆けつけました。
(ちゃんとムックは買いましたよ。)
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不案内の土地ですが、吉田うどんの幟が出ているので、目的のお店はすぐに見つかりました。
でも、11時40分というのに満席。
サラリーマン風が暖簾を潜っては、諦めて出てきます。
こちらは他の候補が無いので、諦めずに、戸口で立って待ちます。
それでもどんどん入っていくサラリーマン風。
ワン・アフター・アナザーという英語の成句を思い出しました。
もし、並んでいる自分を無視して入ったヤツが出てこなかったら、黙ってはいないつもりでした。
たまには喧嘩めいたこともやってみたい。
(なんて言ってはいけませんね。)
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残念ながら、路地裏ファイトの機会は無く、数分で席に着くことが出来ました。
こじんまりした店内。
カウンター4席、4人掛けテーブル2つに2人掛け1つ。
ラッキーなことに2人掛けに座れました。
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メニューを見ると、吉田うどんがメインではありますが、専門店ではないみたい。
セット物がやたらと多いです。
貼り紙メニューを見ると、夜は居酒屋さんに変身するらしく、ドリンクや一品がいろいろと書いてあります。
こうしたお店には珍しく、リーマンに劣らず、主婦グループがたくさんいて、親しげに店主と言葉を交わしています。
「握りはまだやってるの?」という声が聞こえましたから、お寿司も出すみたいです。
ちなみにその主婦グループではソースカツ丼を食べている人が多かったみたいです。
店主殿、すごいレパートリーですね。
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カツ丼も魅力ではありますが、とりあえず吉田のうどんでしょう。
セットでTKGをもらいました。
玉子かけご飯です。
法師人さん以来ですね。
トッピングにかき揚げ。
お店的には、TKGセットで、小鉢のオプションのかき揚げ、となるようです。
930円です。
安い?

吉田うどんを吉田うどんたらしめる、いわゆるアイデンティティー的要素は、@太くて固い手打ちうどん、A醤油と味噌の合わせ汁、B桜肉とキャベツのトッピング、C調味料としてのすりだね、D自宅改造型の店舗の5点ですかね。
うどんは手打ちではないでしょう。
エッジが曖昧な断面が限りなく円に近いうどんでした。
固くもなく、こしもイマイチ。
つゆは薄口のすまし汁的なもの。
トッピングはキャベツ主体の野菜。
肉は無し。
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すりだねはちゃんと有りました。
店舗は言わずもがな。
駅近くの路地裏飲食店街の一隅です。
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だから吉田うどんではない?
いえいえ、そうではありません。
食べると、それは吉田うどんなのでありました。
出汁かな?
吉田うどんの味なんですよ。
本場にも味噌を使わないお店有りますしね。
うれしいですね。
ご主人は富士吉田の方に長くお住まいだったそうで、研究されたんでしょう。
吉田うどんの暖簾に一応偽りなしです。
これでぶっとい硬派のうどんだったら、トッピングなんてどうでも良い。
本場に負けないうどんになるんですがね。
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さて、TKG。
玉子は忍野村産のようです。
色は薄いですけど、味も、濃いとは言えぬまでも、まずまず。
美味しくいただきました。
玉子かけご飯好きだなあ。
お代わりOKだそうで、「少なめで」頼みました。
玉子もOKみたいです。
でも、小鉢のシラス、昆布の佃煮で食べたかったので、ご飯だけにしました。
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これも美味しい。
つまり、ご飯がけっこう美味しかったんでしょう。
うどんよりご飯かあ。
カツ丼が出るのも、ご飯が美味しいから?
それは次回以降の訪問で(if any)確かめましょう。
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かき揚げもちゃんと揚げたてで、舞茸とピーマンまで付きます。
930円はやっぱり安いか。
自分はうどんを並にしてもらいましたが、デフォルトの小うどんなら、830円だったか。
12時前から満席なのも肯けますね。
うん、総合的には、満足。
ご馳走様でした。
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川漁師二代 ともん@入間市春日町(2014.9.23訪問)

2014/09/23 23:27
今年の主立った収穫の一つになるであろうお店。
今まで20年以上、このお店の前の街道を通りながら、なかなか踏ん切りがつかず、やり過ごしてきました。
今日は、ハズレでも良いや、と覚悟を決めて、暖簾を潜りました。
それが大正解。
素晴らしい川魚と山菜のお店でした。
このお店は本物です。
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ご主人と息子さんは親子二代で川魚漁師。(*)
お店で出す魚はすべてお二人で釣ってこられるそうです。
漁場は、会津などの南東北、新潟、そして地元埼玉の川。
川魚だけでなく、山菜も自家採集。
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(*)ご主人は『職漁師伝』というご著書が有ります。
ネット上のプロフィールにはこう書いてあります。
「 埼玉県生まれ。高校卒業後、考古学を志すも渓流魚の魅力に取り憑かれる。1976年、渓流魚と山菜、キノコを扱う「郷土料理ともん」を開店。以来、趣味の釣りと食材集めで各地の渓流を訪ね歩き、職漁師の暮らし・漁法・漁具を記録している。ダイワ精工(現グローブライド社)のアドバイザーも務め、大物喰わせ釣り用の渓流竿「碧翠」「碧羅」を共同開発した」 (「BOOK」データベースより)

プロの漁師ではないということですね。
飲食店をを経営していらっしゃるので。
しかしアマとも言えないように思いますけど。
著書は他に山菜・きの子指南書、料理指導書を含め、8冊有るそうです。

川の幸、山の幸ですから、季節毎に提供する料理は自ずと異なります。
今はベストのシーズン。
産卵後に落ちる前の鮎が食べられる。
山菜の雄、きの子の最盛期でもあります。
良い時に行きました。
今度の台風で、鮎は落ちるだろうとのことでした。
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メニューは、初心者向けっぽい、定食類の他、川魚・山菜の一品が充実しています。
酒も他では飲めないこのお店ならではのものが有ります。
銘柄ではなく、呑み方が変わっている。
魚を浸した燗酒です。
それがただの魚ではなく、長期間、場合によったら数年間、室内で干し、燻した魚なのです。
カメラを仕舞った後に気付いたので、画像は有りませんが、いにしえ人の知恵の結晶のような保存魚です。

定食ではつまらない。
単品で、旬の終わりの天然鮎の塩焼、山菜精進揚げをメインに、ご飯代わりに、田舎雑炊とすいとんをもらいました。
酒はダメ。
自分は故有って今は公道を運転しませんが(免許は有るよ)、“いつのもの連れ”転じて“山の神”が車庫入れが下手なので、いざという時のために、しらふでいなければなりません。
嗚呼。
かじか酒呑みたかった。
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山菜は半分以上きの子です。
女将さんの淀みない説明についていけず、よく憶えていませんが、人形茸、箒茸というのは耳に残っています。
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ご主人が見せてくださった籠入りきの子の中で、左上が人形茸、中央下が箒茸じゃないかと思います。
人形茸の艶めかしいことよ。
葉っぱ系ではいたどり。
春のイメージですけどね。
葉っぱは好きなんで、少し混じってると有り難い。
プリッとした食感が魅力のきの子、香の良いきの子(松茸だった?)、味の良いきの子、ちょっと苦〜いきの子、青々しい味わいの葉っぱ系。
山の幸を堪能できました。
そんじょそこらで食べられないですよ、これ。
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鮎はもう掛け値無しの絶品。
今まで食べてた鮎は何なの?と言いたいぐらいの美味。
従兄弟の嫁さんが岐阜の川魚加工のお店の娘で、長良川のやな料理をフルコースで食べたことが有りますが、塩焼に関しては、こっちが上。
1皿に2尾。
1尾は県内の高麗川産。
もう1尾は新潟産。
型は小さめで、頭から尾まで難なく食べられます。

付け合わせに自家製の蕗味噌と蕗の煮付けが添えてありますが、これも美味しい。
(お土産用有り)
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お食事の田舎雑炊はイコールきの子雑炊。
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お汁のすまし汁もきの子汁。
これでもかというぐらいきの子が入っています。
意地でしょう。
市場に出回らない天然物のオンパレードです。
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すいとんも同様。
味付けのベースは昔母が作ってくれた(庶民w)すいとんによく似ていました。
これもきの子きの子きの子。
きの子好きにはたまらない。
何を隠そう、自分は、草食男子でもありますが、きの子男子でもあるのです。(笑)

お昼の部は思い切り短くて、1時半まで。
暖簾を仕舞ったご主人と少しお話をしました。
こちらから見るとプロ中のプロのご主人ですが、あくまで自分は伝統的な生き方として魚を獲り、魚を食べる人達を知っているだけの外部の人間という語り方でした。
その謙虚さがまた良い。
語り口調もソフト。
厳しい自然と対峙しながら仕事をしているからと言って、険しいわけではありません。
お店に出す前に干しているきの子を見せてくださいました。(上の画像)
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屋外の大きな備蓄用の水槽も。
お酒用の干し魚も。
いろいろ見せてくれるということでは、吉祥寺の中清さんを思い出しましたが、キャラは対照的。

いや、ぜひまた訪問したい。
いつから干しているのか、おそらくご主人さえも正確にはわからないであろう、真っ黒なかじかを入れた酒を呑みたいです。
岩魚の骨酒も。
時価は怖いけど。(笑)

ご馳走様でした!


追加:ご主人のアルバム写真
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               和竿の世界

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               渓流釣りの世界

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               きの子の世界
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食べました、呑みました 三笠会館榛名@中央区銀座(2014.9.20訪問)ともう1軒 

2014/09/21 23:26
30数年ぶりに三笠会館に行きました。
前回は大学卒業時。
恩師と奥様を囲んでの謝恩のお食事会でした。
幾分緊張したことと、お代が高かったことしか憶えていません。
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昨日は久しぶりにミュージカル鑑賞などしまして、遅めのランチに寄りました。
通し営業のお店は意外と少ない。
フレンチなんかほとんど有りません。
数少ない例外の一つが三笠会館です。
3時台だと、ほぼ貸し切り状態。

連れは、お久しぶりのクリスティ〜〜〜ヌ。
要するに、デートですね。
水曜日が誕生日だったので、ちょっと遅れてのお祝いも兼ねて。

アラカルトも可ですが、面倒なのでコースを頼みました。
(できるもんは結局同じです)
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スパークリングで乾杯。
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アミューズ・ブーシュはローストビーフでした。
冷え冷えのローストビーフかあ。
いや、お味はけっこうでした。
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前菜は帆立貝の軽い燻製 幸水梨とレーズンのサラダと共に。
帆立はスモークしているところがミソ。
ドレッシングは柑橘系ということでしたが、あまり酸っぱくない。
これは良いと思いました。
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ワインはまず白でしょう。
グラス1杯。
なんとかかんとかとなんとかかんとかはどっちが良いですか?
とクリスに訊かれましたが、そんなのわかりません。
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そして小えびのソテーとバターナッツかぼちゃのピュレ。
バターナッツかぼちゃ?
おそば屋さんでは見かけませんねえ。(笑)
濃厚な味わい。
名前の通りだわ。
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魚はカレイのムニエルに長野産白霊茸と秋なすを ソースベルシー。
これはソース次第ですね。
美味しかったです。
たまのフレンチも良いもんだと思わせられる味でした。
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ここで赤。
今度はフルボトルで。
なんとかかんとかで良いですか?
良いんじゃない。
これです。
遠慮して、1万円未満にしてくれたようです。
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肉は黒毛和牛フィレ肉のグリル ソースシャスール。
焼き方はベリーレア。
クリスはミディアム。
柔らかくて、とろけるようでした。
食べながら、ウェルダンにしたらどうだったかな? などと考えました。
今から思うと、クリスと2切れぐらいトレードすれば良かった。
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デザートはバースデー・メッセージ入り。
一応、事前に頼んでおいたんで。
デザート自体は何だったかな?
よく憶えていません。
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最後にプティフールとカフェ。
カフェはクリスがエスプレッソで、自分がオリジナルハーブティー。
(ティーの写真は撮り忘れ)
カモミール、レモングラス、ミントのブレンドはありきたりながら、自分が最も好むハーブティーです。
自分でも作ったこと有りますが、カモミールは虫が付き過ぎて難しいですね。

まあ、ランチにしては上々か。
クリスはお祝いされる側ですから、美味しい、幸せを連発していました。
以前、大勢の前で、「クリスを幸せにするのは大変だよ」とつい本音を言ってしまったことが有るので、気を遣ってくれたのかもしれません。
クリスも意外と出来た人のようです。

プレゼントはあまり気張るとどうかなと、ワイングラスマーカーにしました。
使う機会有るかな?

記念日利用だとコースの最後に記念写真を撮ってくれます。
その場で二つ折りの写真帳に仕立ててくれます。
それはもちろんクリスに。
自分も欲しいので、持参のカメラでも撮ってもらいました。
でも、アップしません。
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さてと、2次会は?
りうさん、日本酒が好きだから、日本酒が呑めるところに行きましょう。
ということで、歩いて直ぐの“日本酒スローフード方舟銀座インズ店”に移動。
昭和的もったいぶった高級店から、サラリーマンのオアシス的大衆店へ。
極端ですね。
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お通しが良かったです。
姫さざえにいかのぬた。
セットで食前酒が付いてきます。

食べる方は省略。
呑んだ酒だけ並べます。
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まずはおそば屋さんでよく見る、菊姫の山廃仕込。
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お薦めは訊いたら、羽根屋のプリズムというのを持ってきてくれました。
年に1本だか2本しか回ってこないそうです。
そう言われたからというわけですはないですが、美味いと思いました。
すっきりしていて、コクが有り、雑味は無し。
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こういう酒を呑んだら次が難しい。
でもいろいろ試したい。
クリスと初めて呑んだ思い出の黒龍のひやおろしにしました。
これも良かった。
落差を感じなかった。

以下、吟醸、大吟醸を命続く限り。
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白龍大吟醸。
記憶無し。
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佳蕎さんと呑んだ北雪大吟醸。
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お店が力を入れてる八海山に敬意を表して、吟醸を。
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羽根屋の純吟煌火。
これは2合。
何故かと言うと、1合めは頼んで直ぐにトイレに行って、写真を撮れなかったから。
写真撮るから持ってきてでも良かったのですが、呑みたい気持も手伝って。

一体いつまで呑むんでしょう。
初めてのデートで入ったお店では短時間で9合呑んで、店員のオジさんをビックリさせてしまいましたっけ。
「すごいですね」
ふっふっふ。
わしら、ただもんじゃありませんので。

さあ、まだまだ。
席を対面から隣に移して、
「イイじゃないの」
「ダメよ〜、ダメダメ」
とどこかで聞いたようなやり取りをしていると、電話が。
いつもの連れからです。
「何時だと思ってんの!」
クリスとのデートの幕切れはいつもこうですね。
前回は12時過ぎだったけど、今回は10時台。
やっぱり病後なので、心配なのでしょう。
2日前から目の調子も悪いし。

結局今回は8合でした。
ワインフルボトル+αの後ですけどね。
限界はわからず仕舞い。
次こそ限界に挑戦しましょう。

今朝も山の神の怒り治まらず。
朝食を作ってもらえませんでした。
ゴメンね。
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秋を味わう 手繰りや玄治@東村山市栄町(2014.9.18訪問)

2014/09/20 00:03
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涼しくなりました。
秋ですね。
季節メニューは一足先に秋真っ盛り。
秋らしいおそばを食べてきました。
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恒例の松茸そばは欠かせません。
そして秋味天せいろ。
はがきサービスは夏のままで、“冬瓜と夏野菜の冷たいあんかけ”。
酒はまた休肝日に当たってしまったので、我慢。
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“冬瓜と夏野菜(以下略)”は前菜にぴったり。
おくら、茗荷、ヤングコーン、そして彩りのパプリカ。
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冬瓜はやや固め。
ザクッとした歯応えが有りました。
塩気は弱め。
出汁を活かす塩梅ですね。
玄治さんらしいです。
惚れ惚れします。
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松茸そばですが、松茸はもちろん輸入物。
輸入物ですが、セレクションはきちんとしていると思います。
つゆは薄口醤油の透き通ったタイプです。
濃口のこくをあえて避けているのでしょう。
土瓶蒸しの中にそばを入れているような感じです。
玄治さんの打つそばは中太なので、温かいそばでも、味もコシもしっかりしています。
美味しいので、つゆは完飲しました。
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秋味天せいろ。
メニューにはハゼと書いてあったので、期待したのですが、入荷が無かったようです。
残念。
それでも天たねはけっこう充実で、不満は無し。
魚は、鰈、牡蛎、メゴチ、小海老、イカ、サーモン。
秋を表しているのはサーモンかな?
特に良かったのはイカ。
柔らかくて、甘くて、何イカだったんでしょうか。
野菜は大葉、春菊、大黒しめじ、茄子、トマト、銀杏。
葉物が入るときれいで良い。
何と言っても銀杏がキモでしょう。
これが無いと、秋と言うには物足りないですからね。
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そばは非常に力強さを感じました。
松茸そばと同じですけど、せいろは味がよりはっきりと感じられます。
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このところすっと茨城境町の常陸秋そばだったのが、今回は群馬赤城村のキタワセでした。
そして新そば...でしょう。
香も味も、良し悪しは別として、そばがきのように強烈でした。
赤坂砂場のそばも一つの在り方、これもまた別の在り方ですね。
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辛汁はバランス型。
やや濃いめですが、辛いとも甘いともいえません。
香が素晴らしい。
節も良ければ、熟成の度合いも良いんでしょう。
得難い良い汁です。
割ってももちろん美味しい。
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後先になりますが、到着時は混んでました。
13時ちょっと前で、店内待ち1組、外待ち1組。
自分といつもの連れは3組目。
最近はいつもこんな具合です。
2、3年前は待つことなんて無かったんですが。
すっかり人気店になりました。
ご馳走様。
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文化の担い手 室町砂場赤坂店@港区赤坂(2014.9.16訪問)

2014/09/18 10:02
人様のお薦めにより訪問しているシリーズ。
こちらは昨年、神田まつやさんで同席した稲門の紳士のお薦め。
「良いですよ」という飾らない言葉がかえって重みを感じさせました。
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着いたのは11時半。
ネットの画像で知ってはいましたが、なかなか趣の有る店舗です。
神田の本店が4階建てのビルになった現在、支店のこちらの方が老舗の風格を保っています。
場所柄、「VIPに好まれる」お店だそうです(古川修『蕎麦屋酒』)。

いつもの連れと二人で暖簾を潜りました。
花番さんのお迎えの言葉は「いらっしゃいまし」。
おや、本店と違う。
室町の方は「いらっしゃい〜〜」です。
自分はこれ好きですね。
江戸情緒を感じます。
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狭い、昔ながらの町そば屋さん的な店内。
これが粋なんでしょう。
品がきのラインナップも古風。
そばは十割が当たり前、産地にこだわる、打ち方にこだわる、酒にこだわる...という人には向いていないと思います。
自分もそういう面は有りますが、それだけじゃなく、江戸の粋を解する人間でもありたい。
一応東京都区内の生まれだし。(^_^;)
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とりあえず、ビール。
小にしときましょう。
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お通しはあさり。
品がきに有る一品ですね。
江戸前。
良いぞ。

何か酒肴を。
生のりは珍しい。
これいきましょう。
そして小田巻むし。
これも名前は知っても食べる機会が少ない料理です。
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小ビールはあっと言う間に無くなり、御酒を追加。
置いてるのは菊正だけ。
江戸そばのお店ですね。
冷や(常温)にしました。
藪のように升ではなく、徳利です。
木の香はしないので、樽じゃないのかな?
でも酒屋で買ってくる菊正と違って、実にスムーズ。
喉越しが良い。
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生のりは磯の岩から直接摘まんで食べるような食感ですが、海の香はあまり感じません。
山葵醤油でいただきます。
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小田巻むしは思ったより小さいです。
サイズはたぶん茶碗むしと同じ。
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小田巻の証であるうどんですけど、かなり細くて柔らかい。
単品のうどんも同じなのかしら?
出汁は絶品。
そばつゆ以上に出汁の力を感じます。
とにかく美味い。

そばは室町の本店の発祥と言われる天もりは連れに食べさせたい。
自分は更科系の特製ざるにしました。
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天もりは(特製ざるも)、温かいつけ汁に小海老のかき揚げが入っています。
これが元祖。
その後、天ぷらが別皿提供になり、今日的な天もり(天さる)になったというのはそば好きの常識に属しますね。
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海老、本当に小さいです。
写真撮る気になれないほど小さかったです。
昔は芝エビじゃなかったんですか?
今はオキアミサイズ。
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ざるは、確かに、更科系。
白く、細いきれいなそばです。
香(が控えめなこと)も、味も更科。
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更科のつゆは極甘。
これも各店の更科に共通の特徴ですね。
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もりの方は、ざるに比べると、香も味もそばそば?しています。
1枚だけなら、こちらがお薦め。
もりとざるを並べるとこうなります。↓
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ところで、食べてる最中、ずっとそばを切ってるらしいトントンというリズミカルな音が聞こえてました。
老舗の中店、大店は手ごね、機械打ち(切り)かと思ってましたが、純手打ち?
もりもざるも実にきれいな切り揃い方でした。

最後にデザートに冷たいおしるこを食べるつもりだったのですが、何故か忘れてしまいました。
たぶん何か急かされている感じがしたからでしょう。
蕎麦湯を飲んで〆ました。

最大の難点は、今書いたように、ちょっと忙しないこと。
そばは声掛けるからと言ったのですが、小田巻むしをお出ししたらすぐお持ちして良いですか?みたいなことを言われました。
実際、そういう運びになりまして、酒もそばもゆっくり楽しむことはできませんでした。
12時台になると回転が勝負なので、ゆっくりされたら困るということなんでしょうか。
半分空席だったんですけどねえ。
まあ、しょうがない。
江戸っ子は気が短けえんでい。
花番も江戸っ子でい、ってか。

ご馳走様。
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